エンジンブレーキの使い方と注意点

エンジンブレーキは、自動車やトラックなどの大型車両を減速するために使われる機能です。普通のブレーキとは異なり、車輪を直接制動するのではなく、エンジンの力を使って車を減速します。

イメージとしては、自転車で急な坂道を下るときに、手でブレーキをかけながら、足でこぐ力を調整するような感覚です。車を運転しているときに、エンジンブレーキを使うと、エンジンの力で車を減速できるので、ブレーキを踏まなくても車速を落とすことができます。これにより、ブレーキパッドの消耗を抑えることができ、車両の制動距離を短くすることができます。

エンジンブレーキを使うためには、運転席の足をブレーキペダルに置いて、アクセルペダルを離します。そして、シフトレバーを低いギアに変速して、エンジンの回転数を上げます。すると、エンジンが圧縮ストロークに入り、圧縮ストローク中に発生する抵抗が車両を減速させます。

ただし、エンジンブレーキは、使用条件によっては危険な場合があります。エンジンブレーキを使うと、後続車が追突する可能性があるため、周囲の状況に合わせて適切に使用する必要があります。