508.00は、フォルクスワーゲン(Volkswagen)グループが定めた規格の1つ

エンジンオイル508.00は、フォルクスワーゲン(Volkswagen)グループが定めた規格の1つで、ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジン車両に使用されるエンジンオイルの品質基準を定めています。

具体的には、508.00規格は、以下のような要件を満たすエンジンオイルとして定められています。

  • 低灰分 

508.00は、低灰分(SAPS)オイルであることが必須要件の1つです。これは、エンジン内での燃焼により発生する灰分や汚れを最小限に抑えることを目的としています。低灰分オイルは、触媒の効率を高めたり、DPF(ディーゼルパーティキュレートフィルター)の効果を維持するために必要です。

  • 燃費性能の向上

508.00は、燃費性能を向上させることが求められます。これは、摩擦係数を低減する添加剤や、高粘度指数(VI)の基油を使用することで実現されます。

  • ロングライフ性能(長期間交換不要)

508.00は、エンジンオイルの交換周期を延長することができるロングライフ性能を持つことが求められます。これは、耐酸化性、耐摩耗性、低振動性などの要素が必要です。

  • 一定のエンジンパフォーマンスの確保

508.00は、エンジンのパフォーマンスを一定の水準で維持することが求められます。これは、エンジンの清浄性や摩耗保護性、フリクションロスの低減などが必要な要素です。

この規格は、主にVolkswagen、Audi、Skoda、Seatなどの自動車ブランドで採用されています。

508.00のオイルを作っているメーカー

508.00の規格に適合するエンジンオイルを生産しているメーカーは多数ありますが、代表的なメーカーをいくつか挙げます。

  • モービル1(Mobil 1)
  • シェルヘリックス(Shell Helix)
  • カストロール(Castrol)
  • ペトロナスシンセティック(Petronas Syntium)
  • バルミューダ(Balmuda)

また、Volkswagenグループの純正オイルも508.00に適合するものがあります。これらのメーカーの製品は、508.00に適合するだけでなく、それ以上の性能や特徴を持つものもあります。

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