車のエアコンが冷える仕組み
車のエアコンがというかエアコンでなぜ冷たい風が出るのかを考えてみましょう。
冷たい風がでるというのは何処かで空気が冷やされているという事です。間違いないですよね?
何で冷やしているのでしょう?エアコンガスの気化熱を利用しています。
気化させる部品がエキスパンションバルブという部品。気化した直後にラジエータのような部品が室内には在ります。
エバポレータと言います。これが冷やされて、ここを通過する空気が冷やされて室内へと流れていきます。
熱を奪われたエアコンのガスはコンプレッサーへと戻っていきます。
コンプレッサーはポンプのことでガスを圧縮し、システム内のガスを循環させる装置ですよね。これは問題ないですね?
コンプレッサーで圧縮された高温のガスは冷やす必要が在ります。ラジエータの前に大体付いているのですが、コンデンサというラジエータのような部品で冷やします。ラジエータと兼用のファン、扇風機のようなもので強制的に風を通して冷やします。
冷えたガスはエキスパンションバルブへと流れていき、また気化してというサイクルを繰り返します。
このサイクルの中にトラブルが在るとエアコンが効かなくなる
このエアコンサイクルが分かっていればエアコンのガスが無いからエアコンが効いていない以外の原因が複数在ることが分かっていただけると思います。
エアコンガスが冷やせなければ冷えない、エアコンガスが循環していないなら冷えない、上手に気化出来ていなければ冷えない、冷えた空気を室内に送れなければ冷えない、等が考えられますよね。
稀ですがエアコンガスの圧力でエアコンシステムを動かすかどうかのスイッチが原因のことも在ります。
当然ガスが抜けていればエアコンが効きません。効かないのですが、安易にガソリンスタンドでガスを入れてもらうのは注意が必要。知識もないアルバイトが売り上げのために勧めることが在るからです。
入れすぎもエアコンが効きません。原因を調べずに、ただエアコンガスを補充するイコールエアコンが効くと思っていると危ないですよ。
どこが悪いのか見分けるには
結論から言うと素人には難しいです。エアコンのガスの量はサイトグラスで確認することが出来る車も在りますが、サイトグラスが無い車が増えています。
ゲージを繋ぐとか故障診断機でエアコンガスの圧力を確認するとか無理ですよね?
出来るとしたら風が出なくなったとか、コンデンサファンが回らないとか、コンプレッサーが入らないとかまでかな?
「エアコン効かないからガス入れてよ」
とか言う方がたまに来られますが「ちょっと待って下さいね」と必ずなります。ガス入れても漏れてたら環境破壊の手伝いをすることになりかねませんから。
原因がどこにあるのか確認は必要で、場合によっては時間がかかりますし、お金もかかります。
エアコンを5分で性能アップさせる方法
エアコンのシステムが正常なことが当然必要なのですが、5分で効果がある方法が在ります。
エアコンの添加剤です。
ブチ込むだけなので5分以内にというか1分ほどで充填完了します。
軽自動車だとエアコン入れた時の重たい感じもかなり改善することが体感できてしまいます。
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