信号待ちで車が揺れる?その原因は

車を長く乗っていると起こることが在るのが振動が大きくなることです。今回は信号待ちなど停車中の揺れについて考えてみます。

まず、信号待ちではどういう状態で止まっているのかということですが、多分殆どの場合Dレンジに入れたままブレーキを踏んでいる場合が多いと思います。MTの場合は少し違いますが、とりあえずATの車から考えてみます。

Dレンジで停車中の場合Nレンジより振動が多いと思います。古い車ほどその傾向にあります。

最新の車であれば昔の車より制御が進んでいますので当てはまらないかもしれません

車が揺れてしまう原因としてはアイドリングの不安定が挙げられます。アイドリングの不安定ですが原因もいくつか在ります。

アイドリングの空気の量の調整が出来ていない、失火(ミスファイヤ)、補機類の異常、マウントの劣化、空気の吸い込みなどなど。

まずアイドリングの調整機構に問題が在る場合。

ISCVなどと呼ばれるアイドリング時の空気の量の補正をするソレノイドバルブの場合、スラッジなどの汚れによってバルブが固着している場合とそもそも電気的に故障している場合が在ります。

汚れの場合はエンジンコンディショナー等で復調することが在ります。ホームセンターでも購入可能。ただ、コンディショナーを吹き込んでしばらく浸け置きすることはおすすめできません。本体の故障につながる恐れが在るからです。

エンジンを掛けながら使用して下さい。電子スロットルの場合一人での作業は難しいのでできれば二名でしましょう。

電気的な故障の場合は部品の交換が必要です。

電子スロットルバルブで調整している車はスロットルボディーの清掃で解決することが在りますが、補正がずれるので初期設定が必要な場合が在ります。

次に失火(ミスファイヤ)の場合です。

失火の原因は主にイグニッションコイル、プラグコード、スパークプラグです。まれに圧縮が悪いことも在りますが…チーンです

1気筒失火すれば当然振動は大きくなりますし、加速性能や燃費も悪くなっているはずですので調子が悪いことは解ると思います。

長くスパークプラグを交換した記憶がなければまず交換してみても良いかなと思います。それでも駄目ならイグニッションコイルを疑いましょう。まぁこの場合整備工場に行ったほうが良いかもですが

次は補機類に異常が在るとき。

わかるかどうかというのが在りますが、エアコンコンプレッサーが作動したときに車が揺れる場合、ほぼコンプレッサー関係の不具合です。本体かマグネットクラッチか。

その他の補機類が原因の場合アイドリングだけではなく、ずっと調子が悪いはずです。常に音が出ているとか。

次、マウント類の劣化。

エンジンのマウントやミッションのマウントは大抵の場合ラバーです。ゴムなので経年劣化で固くなりますし、ちぎれていたりします。エンジンを吊り下げているマウントと前後の揺れを抑えるマウントがFF車両の場合備え付けて在ることが多いです。

なんにせよ確認が難しいので整備工場で点検してもらいましょう。多分走行中はそれほど振動が出ないと思う。

次、エアの吸い込み。

主にエアフロセンサーがバキュームセンサー以外の車場合はアイドリング不良が出ることが在ります。付けてある場所が違うためです。

エアクリーナーの直後にセンサーが設置してあるようであれば、その後のエアダクトの損傷などで実際に吸っている空気の量に誤差が出ます。当然アイドリング不調が出ます。

走ると意外と普通に走れることが在ります。エンジンが動くことで隙間がなくなることが在るからかなと思っています。

あまり自分で解決出来ることも少ないのかなと思いますので整備工場へ行くことをおすすめします

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