ロービームで車検に通らない例
- 点灯出来ない、切り替えが出来ない
- 光軸が基準値を外れている
- カットラインが鮮明ではない(そもそもカットラインのない例外的な車もあるが)
- 光度が足りていない
- 黄色いバルブ(電球)(平成17年12月31日以降に制作された車)
- 右と左が違う色(平成17年12月31日以前に制作された車)
- 右側通行用のヘッドライト
車検はロービームの明るさ、光軸、カットライン、色で判断される
車検(継続検査)ではヘッドライトの性能検査が在ります。ヘッドライトがつかない場合はもちろん車検に合格するが無いことはあなたもご存じだと思います。
ロービームだけ点いているとか、ハイビームだけ点いているという場合ももちろん検査に通りません。
では、車検の時にロービーム(すれ違い灯)を検査する場合、どのような基準が在るのでしょう?
まぁ、最初に書いた通りなのですが、もう少し噛み砕きましょう。
まず明るさ。専用のヘッドライトテスター(前照灯試験機)で指定された位置の光度を測ります。単位はカンデラ(cd)。基準値は6400cd以上。
次は光軸といってロービームを照射する方向も確認します。上すぎたり下すぎたりはダメ。左右も基準が在ります。
後は色です。現在は白色でないと車検に通りません。
ロービームの光軸調整方法は?
ロービームの光軸調整自体は長いプラスドライバーでほとんどの自動車が可能です。ヘッドライトバルブをあなたが交換する場合、自宅にヘッドライトテスターは無いですよね。そうなると光軸の調整は壁を使うことで交換前の状態とほぼ同じにすることは可能です。
壁に映り出されたカットラインをマスキングテープ等でマーキング。電球を替えて照射して同じ位置にカットラインが来るように調整します。
ヘッドライトの光軸を調整するには大抵の場合、ヘッドライト裏側に在る調整ネジを回します。ギザギザが付いたネジなので探せば判ると思います。また、車によって見つけにくいものもありますので注意深く探してみてください。
車検対応と謳ってあってもカットラインがキレイに出ないことがあります。この場合は土台部分、金具などの調整が必要になってきます。
光軸調整場所の例⇓
もう一つ注意点としては、そもそも光軸がずれている場合ですね。そもそもずれている訳ですから、壁に映し出す方法でそれと同じ位置に調整をしても”ずれている”です。さらに言うと、光度は判りませんよね。せっかく交換しても光度が出ていない場合は意味が無いです。この時電球だけの問題ではない場合が在ります。
指定整備工場(その工場で車検が完了する工場)には必ずヘッドライトテスターが備え付けてあるので、調整をお願いすると良いでしょう。調整金額も千円とか2千円ぐらいでしていただけるでしょうし、間違いのない調整が出来ますのでおすすめです。
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