車検証の見方
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車検証には沢山の情報が記載されています。所有者、使用者、年式、車検の有効期限などは見ればわかりますよね。
他にも排気ガスの規制が何時の規制なのかとか整備工場で整備、点検されたのか国交省の検査場に整備もされずに持ち込まれただけなのかとかも分かってしまいます。
では、左上から順に一つずつ見ていきましょう
自動車登録番号または車両番号
こちらには自動車の前と後ろに取り付けられているナンバープレートと同じことが記載されています。バイクの場合は後ろのナンバープレートですね。問題はないですね
登録年月日/交付年月日
自動車が登録された日が記載されます
初度登録年月
車が作られた年と月が記載されます
自動車の種別
普通、小型、特殊、特種など。ナンバープレート大きさや3桁の数字と関連しています。普通の場合330とか110とか。小型は580とか。特種は880とか。
用途
乗用、貨物、乗合など用途が書かれています
自家用・事業用の別
一般的には自家用がほとんどでしょう。路線バスや観光バス、タクシーなどは事業用と記載されます、緑色のナンバー。軽自動車は黒色ナンバーが事業用
車体の形状
バン、キャブオーバー、箱型など車の形が表されています
車名
トヨタ、ニッサン、ホンダ、スズキ、ダイハツなどなど自動車を作ったメーカーの名前が入ります
乗車定員
何人乗れるのか書いてあります。貨物自動車などでは2段に書かれていることがあります
最大積載量
荷物をどれだけ詰めるのかが書いてあります。用途が貨物場合に積載出来ます。軽自動車の場合は350Kgです。車両の後ろにも表示されていないと車検に通らない
車両重量
車の重さですが、運転手が一人で乗っている場合の重さ
車両総重量
乗れるだけ乗って、積めるだけ積んだ状態の時の重さ
車体番号
同じ番号は在りません。一台につき一つ。カーナンバーのように変わることは特別な場合(職権打刻)を除きありえません。一度だけ職権打刻をされた車両を見たことがあります
長さ
自動車の長さ、前から後ろまで
幅
自動車の横幅。オーバーフェンダーなどを付けて一定の範囲を超えて広くなると構造変更が必要。
高さ
自動車の高さ。ルーフキャリアなどの後から載せたものは指定の部品なら含まれません
前前軸重
左右前輪にかかっている自動車の重さ
前後軸重
フロント2軸の場合2番めの軸重
後前軸重
リヤ2軸の場合の後ろタイヤの前側。ダンプカーやトラックで見かけますね
後後軸重
後ろの左右の車輪にかかる自動車の重さ
型式
その車の型式。R32とかS15とかいうやつ。排気ガス規制の記号が頭につきます。GHとか。最近は3桁。
原動機の型式
エンジンの型式、RB26とかSR20とかK6AとかEFとかたくさんあります。ハイブリットの場合、2種類記載されています。30プリウスの例「2ZR-3JM」左がエンジン、右がモーター
総排気量又は定格出力
軽なら0.58リットルとか書いてあります。660ccより少し少ない。ボアアップするとたいがい軽自動車ではなくなってしまいます。軽自動車なのに白いナンバープレートだとエンジンが大きく改造されています。ターボチャージャーなどの過給器では変わりません。
ロータリーエンジンは特殊。
燃料の種類
ガソリンとか軽油とか水素とか。
型式指定番号
5桁の数字で自動車税がいくらなのかとか、排気ガスの規制がどうとか、どのメーカーの何と言う車種なのかとかわかります
類別区分番号
型式指定番号の次にこの数字で更に細かく分かれています
使用の本拠の位置
車を主に使う場所が記載されます。企業などの場合使用者住所と違う場合があります、離れた営業所で主に使う場合など
所有者の住所、使用者の氏名又は名称、使用者の住所は割愛しておきます。まあ、説明は不要ですよね。
有効期間の満了する日
車検を受ける時期がわかります。この満了日の一ヶ月前から車検を受けても有効期間の満了する月日は変わりません。年は変わります。貨物は1年周期、乗用や軽は2年周期です。
備考欄
車検を受けた時の走行距離(オドメーター)、自動車重量税が幾らだったのか、騒音規制が何年が適応されるのか、近接排気騒音規制値がどうなのか、ハイブリッド車だとか、燃料タンクの数とか、何年度の燃費基準が達成されているのか、等などが書かれます。特殊用途の自動車なんかはめっちゃ書いてあったりします。
あとは指定整備工場で車検を行ったのか認証工場で行ったのか国の検査場に持ち込まれただけなのかも分かります。指定番号などが記載されますのでどの整備工場で行われたのかも調べれば分かります
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