タイヤの溝と車検について
タイヤの残り溝は車検の時に確認されます。残り溝の深さが基準未満の場合は当然ながら車検に合格することはありません。残り溝1.6mm以上ないとダメだという基準が在ります。
ご覧になると一目瞭然ですよね。溝と路面と接地する部分(トレッド)の高さが同じになっていますよね?これでは車検に通りません。1箇所でもこのように溝の出っ張り(スリップサイン)部分の高さが同じになっているとダメです。
ありがちなのは接地部分の真ん中あたりは溝が残っていて、両サイドが摩耗してスリップサイン露出というパターン。
足回りのどこかのボールジョイントにガタが有るとなりやすいですし、切り返しが多いとか、入り組んだ道を通らないと車庫に行けないとか下り坂をよく走るとかで肩摩耗が進みやすくなります。
アライメントが正常でもなってしまいます。あっ、空気圧不足もこのような摩耗になってしまいます。少なくとも一ヶ月に一度はタイヤの空気圧の点検は必須です。
窒素ガス充填で抜けにくくすることも良いと思います。
ちなみにですがスタッドレスタイヤのこれはスリップサインではありません。プラットフォームと言ってスタッドレスタイヤとして、冬用タイヤとして使える限界を示しています。
ちなみにブリヂストンのVRX。よく見るとブリヂストンのスタッドレスタイヤの特徴で有る発泡ゴムが無くなってただのゴムが出ています。
発泡ゴムがなくなったら当然効きません。そのまま夏の間使っていても良いのですがおすすめはいたしません。夏タイヤとしては性能がスゴク低いからです。
残り溝の測り方
残り溝を測るにはデプスゲージやノギスを使うと正確に測定できます。ノギスまでは必要ないと思います。100分の1ミリとか測っても仕方ないですよね。
この程度で十分ではないかと思います。楽天で350円で買えます。送料無料。写真にリンクしてあるのでタップしてみてください。350円です。
デジタル仕様もありました。これはそれほど高価でもありませんし、有名メーカー品なのでこちらのほうがよいかもしれません、残り溝がひと目で分かりますから。
タイヤ溝ゲージ使い方と見方
真ん中にある棒状のものさしを引っ張り出します。溝に差し込んで行きます。止まったところで数値を読みます。それだけです。
この時に目安として残り溝4ミリというのがあります。これは高速道路でハイドロプレーニング現象が起きやすくなる溝の深さだと言われています。これより残り溝が浅い場合、雨の日の高速道路は特に注意が必要となってきます。
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